「デザイン憲章」の必要性

基礎デザイン学のひとつの課題として、二十一世紀へむけて「デザイン憲章」を 起草・提案していく必要性があるのではないかという問題提起をしたいと思います。その前提として、デザインの価値論の展開が必要だと思います。「真・善・美」を統合的に捉えるために、個人的には、「真」に対しては「生命」、「善」に対しては「共生」、「美」に対しては「宇宙」というキーワードをあてて、その展開の統合的な基礎づけを考えています。